今日は午後からハンソン前HCの解任についての説明、ならびに森山HC代行の就任記者会見を鹿島総合体育館で行いました 多くのメディアの方々にお越しいただき、誠にありがとうございました。
記者会見の様子
 今回で2期連続のシーズン途中での監督解任となってしまい、ブースターの皆様にはご不安をお掛けし、誠に申し訳ありませんでした。このことについては深くお詫び申し上げます。

 「複数年契約でスタートしたのだから、2年間は様子を見ることができなかったのか?」とご指摘をいただくことがあります。しかし、私も大ファンだったジェリコ監督も以前よく言っておられましたが、『プロスポーツはスピードが大事』だと思います。そんなに待つべきではないのです。

 昨シーズンはブラシオス監督がチームを率いて、辞任するまでに26試合戦い、戦績は5勝21敗でした。ちょうどシーズンが半分終わってしまったところでチームを任されたハンソン前HCは、厳しい中で頑張ってチームを率いてくれましたが、結果は6勝20敗とブラシオス監督時代とほぼ同じ戦績になってしまいました。そして、シーズン通しての成績は11勝41敗で西地区最下位に沈みました。聞くところによると、11月の終わりくらいにはブラシオス監督本人から辞任の意向が示されたということですが、当時はACも不在でしたし、このタイミングで監督を受ける人があまりいないということもあり、結果的に1月終盤まで交代できませんでした。私自身は、昨シーズンの問題点は監督交代のタイミングにACがいなかったことと、その結果もあって交代の時期が遅すぎたことだと考えています。

 そうした反省を踏まえ、今シーズンはハンソン前HCとも頻繁にコミュニケーションを取るよう努めました。HCとチームスタッフ(AC含む)は一般的に軋轢が生じやすいので(特に外国人監督だとそうかもしれません)、そういった点も気をつけてきました。

 今回ハンソン前HCを解任するということは大変難しい判断でしたし、苦渋の決断でした。しかし、福島戦の1日目の11連敗という結果で解任したことは、昨シーズンの26試合が終わった後での交代と比べ、今シーズンの影響ははるかに少ないと考えています。「もっとハンソン前HCのチーム作りを見たかった」と言っていただけることは本当に嬉しいのですが、その方々も連敗がさらに続くことを想定して言っていただいているわけではないと思います。確かに連敗が続くかどうか分かりませんでしたが、11連敗の時点で平均得点が63.6点(福島の第2戦が83点でしたので、今は65.25点です)であり、その平均点では試合に勝つには非常に厳しいということを感じていました。昨シーズンのような悔しい思いを私たちもしたくないし、ブースターの皆様にさせるわけにはいかない。そういう強い意志で今回のことを決定いたしました。

 森山HC代行は、今シーズンはACとしてハンソン前HCと一緒にチームを見てきました。ACの業務であるスカウティングはもちろんのこと、ハンソン前HCを補うため練習中も積極的に選手に声を掛け、指導を行ってきました。特に問選手や新城選手などのプレイタイムや経験が少ない選手に対し、「今コーチが言っていたのはこういう意味だよ。」と細かな指導をしている姿は印象的でした。そういった経緯から、チームのことをいちばん理解しているのは森山君しかいないと考え、この難しい局面でHC代行という重責をお願いしました。彼も厳しい状況を十分に理解しながら、それでもチームと一緒にこの難局を乗り越えていこうと快く受諾いただきました。森山HC代行の決断に心より敬意を表します。
森山HC代行
 今、島根スサノオマジックは「ゼロからの再出発」なのか?私はそうは思いません。ハンソン前HCが情熱をかけて残してくれたディフェンス力は、チームの中でしっかり生きています。しかし、平均得点65.25点という得点力の弱さやTOの多さは、攻撃においてハンソン前HCがチームに課したルールや、オールコートの5on5をとおして行わないという練習方法によるところが多いと感じていました。そういった問題点の改善を森山HC代行は認識しており、会見でも「アップテンポな攻撃」、「平均得点をもう10点上げる攻撃」というキーワードが出ていましたし、その後の練習でも積極的なドライブやフリーになった時のシュートについて指示を飛ばしていました。

 これから東地区1位の岩手ビッグブルズをはじめ、強豪との対決が続きます。すぐに結果が出るとは思っていませんが、それでも昨シーズンより早い対処ができたことで、今シーズンはまだまだ期待が持てると思っています 森山HC代行と一緒に力を合わせて頑張りますので、ぜひ熱い応援を賜りますようよろしくお願いいたします