昨日になりますが、bjリーグの河内コミッショナー、中野社長、阿部専務がタスクフォースの川淵チェアマンを訪問し、意見交換を行いました。bjリーグの公式HPにもこのようにリリースされています。
bjリーグHP(川淵チェアマン)
  また、Sportsnaviにも記事が出ていますので、興味のある方はぜひご一読ください。

 河内コミッショナーはじめbjリーグの役員が、リーグ統合問題で川淵チェアマンと同じテーブルにつくのは今回が初めてですね。3月4日の第2回タスクフォース会議までにこのような機会ができ、本当に良かったと思います

 2月12日の会議および川淵チェアマンの記者会見を受け、bjリーグとしても意見を出すべきということで議論を続けてきました。現行の22チーム、そして新規参入予定の2チームを合わせて24チームという大所帯ですので完全に意見が一致するということは難しかったのですが、臨時幹事会も開催され、各チームにもアンケートでご意見をいただきました。

 その内容を持って今回打ち合わせに臨んでいただいており、bjリーグ側の意見を伝えることができたことは大きいと個人的には考えています。

 どんなケースでも同じだと思いますが、大きな変化を起こそうと思えば強い意見や思い切った発想が大切です。そういう意味で今回の川淵チェアマンのご意見はよく理解できます。ただ、これもどんなケースでも同じですが、相手側もしっかり意見を出して話し合いをすることが大切だと思うのです。

 会社を経営しているとよく分かるのですが、一般的に厳しい交渉をする際には、最初のステージではお互いに一発目の意見は角が立ったものになりますね。それが話し合いを続ける中で、意見をこすり付け合い、お互いの角が取れてある程度は丸くなり、決着がつくものだと思います。

 今回はもう時間もないので「意見をこすり付ける」ということは無いでしょうし、今回の打ち合わせが最初で最後ということになるのかもしれませんが、私自身はリーグの幹事会社の1社として「bjリーグが交渉のテーブルに着くべき」と主張していたことが実現できてホッとしています。 

 あとは各社として今回の激変をどう受けとめるか。チャンスととらえるチームもあれば、非常に厳しくなるととらえるチームもあると思います。私自身は、金融機関に勤めていた経験や地元で十数年間中小企業を経営している経験からすると、安易に「チャンス」とは思っていません。中小企業の経営者は浮かれることなく常に厳しい現状認識を持ち、その中でどう生き残っていくかを必死になって考え、社員と力を合わせて取り組んでいくべきだと思っているからです。

 それでも島根県というバスケットボールに熱心な土地柄や、地元を盛り上げたいという熱いブースターやスポンサーの皆様のお気持ち、そして行政の方々の手厚いご協力もいただいていますので、厳しい中でも着実に成長してくよう社員やチームと力を合わせて努力していきたいと考えています。 

 会場についてもどうしていくか検討を進めたいと思います。例えば琉球ゴールデンキングスの試合を観たときは、写真左側の茶色い球場備え付けの可動椅子(2枚目の写真では右側です)を使わないで、専用の黒い椅子を取り付けていました。そうすることでかなりの席数を増やすことができますね(毎回の設置費用や初期購入の費用はかなりかかりますが…)。
席1
席2
 これでクリアできるかどうかはまだわかりませんが、その他にもいろいろ対策を立てて検討していきたいと思っています。

 なんにせよ、3月4日にルールが決まれば後はそれに対応するのみです。 私たちとしてできることをコツコツと積み上げ、”おらが街のチーム”としての誇りを忘れずに頑張って参ります 今回のことをきっかけに大きく成長できるようにしていかなければならないと考えていますし、またそういうチームの姿を多くのブースターの皆様に見ていただきたいと思っています

 ブースターの皆様、スポンサーの皆様、行政の皆様には今回のことでいろいろお願いさせていただくことも多いかと思いますが、ぜひご理解賜り、力を貸していただきますようお願い申しあげます。

 頑張ります