今朝の山陰中央新報の1面記事を読まれて、驚かれたブースター様も多いのではないかと思います。今朝の一面には、このように「バスケ男子新リーグ 島根初年から1部目指す」という見出しで、私たち島根スサノオマジックが来年秋から始まる新リーグ(JPBL)に初年度から1部参入を目指すという内容の詳細記事が出ていました
山陰中央記事:島根初年度から1部
 私のブログを読んでいただいている多くの方々には、「でも尾崎社長は4月3日のブログで”2部でスタートして、3年を目標に1部リーグに参入を目指す”と書いていたじゃないか!」とご指摘を受けると思います。確かにそのようにずっと考えていました。

 しかし、ここに来て状況が大きく変わってきており、私は球団のトップとして初年度から1部参入を目指すべきだと考えを改めました。

 まず、いちばん大きかったのは先週の16日(木)にタスクフォースの事務局にアポイントのお願いをし、新リーグについて直接お話を伺ったことです。ご存知の方も多いと思いますが、3月25日のタスクフォース報告により、2016年秋にスタートする新リーグ(JPBL)はトップリーグ(1部、2部)、地域リーグの合計3部による階層制となることが決定しました。

 そして、その報告書には1部、2部の様々な基準が明記されていましたので、当球団がどの項目についてまだ達成できていないかをいろいろ検討し、その状況を16日に直接お話させていただきました。

 そうしたところ、事務局様からは当球団の状況であれば、新リーグで島根スサノオマジックが1部に選ばれる可能性はbjリーグの各チームの中でもかなり高いほうである(具体的に何番くらいという話が出ました)と言っていただきました。

 また、新リーグになると1部と2部ではリーグから各チームに支払われる分配金に大きな違いがあること(JリーグでもJ1、J2、J3では分配金にすごく大きな格差があるようですね)、1部は衛星放送で全試合を放送できるよう働きかけていること、更には1部は地上波のスポーツニュースでダイジェストや結果が放映されるよう働きかけていると説明を受けました。

 もし島根スサノオマジックの試合が地上波や衛星放送で試合が放映されれば、地元におられるブースターさんはもちろんのこと、全国各地におられる島根県出身者の方々にすごく喜んでいただけると思います 私も自分の会社で東京にも工場を持っているため、東京島根経済クラブという島根県出身者の集まりに参加させていただいています。そこでも島根スサノオマジックについて1度講演させていただいたことがありますが、ご参加いただいた方々に本当に熱心に聞いていただき、「島根に貢献したい」と言っておられたのがとても印象的でした。このように遠く島根を離れて久しく経っても、強く郷土を愛しておられる方々にとって、島根スサノオマジックの試合が全国版のTVで放送されることですごく喜んでいただけるのではないかと思うのです。

 また、今現在NBL等で現役のプレイヤーとして活躍している地元出身の選手や、都会の大学や高校等に進学してバスケットボールを頑張っている学生の皆さんにも、「地元には島根スサノオマジックという1部チームがある」ということはすごく励みになるのではないでしょうか?また、島根はミニバスがすごく盛んですが、その子供達が将来島根スサノオマジックに入団できることを夢見て日々練習に励んでくれるかもしれないと思うと、子供達の夢のためにも何としても上を目指したいと考えています。

 そして、当然ながら経営面の安定化という重要なポイントもあります。TV放送があることでユニフォームや立て看板の商品価値がずっと上がると思いますので、今より高い金額でスポンサー契約をいただけるかもしれません。また、今聞いている1部チームの分配金はたいへん大きな額です。更には、1部チームでいることで、良い監督や良い選手が「1部チームでプレイしたい」と考え、島根スサノオマジックに入団してくれる可能性も高まります。当然ながら対戦カードも良いものになりますので、見ごたえのある試合をホームでブースター様にお見せできるため、来場者数も今よりずっと増えていくのではないかと期待しています。

 逆を言うと、新リーグがはじまってしまうと上記の状況から1部チームはある程度固定化してしまうのではないかと危機感を持っています。新リーグはサラリーキャップがなく、売上の50%未満に選手給与を抑えなければならないという基準になっています。つまり、1部になって高い分配金やスポンサー料金を得ることで、多くの額を選手のために使うことができれば、当然ながら1部の各チームは強くなります。財務基盤の厳しい2部チームがじわじわ上を目指していって、1部と2部の入れ替え戦で果たして勝てるのだろうかと感じます。

 バスケットボールを通じて地元に活力を提供したいという私たちの思い、そして県内唯一のプロチームとして永続的に地域で輝ける存在でありたいという願い。これらを考えると、今このチャンスを掴まなければいつ掴むのだろうと考え、「初年度から新リーグ1部を目指す」という結論に達しました

 そして、それは熱いブースターの皆様の後押しがあったことで決断できました。このように、FBに有志の方々が「島根スサノオマジック新リーグ初年度一部参入を目指す会」を立ち上げられ、募金活動や署名活動を始められました。
1部参入を目指す会
 皆様のこのような後押しに、涙が出るくらい嬉しくて感動しました また、同時に球団社長として「私がしっかり決断しないために、ブースターの皆様に心配をおかけしているんだな。」とも感じ、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

 そういったこともあり、昨日山陰中央新報様から取材をいただいた際に、記事にあるような内容を話させていただきました。

 当然ながら、新リーグで初年度から1部に参入するためには様々な課題が残っています。体育館のこともそうです。しかし、来年4月に完成する松江市新総合体育館については、予定されている固定席3,003席に対して後から1,000席の可動席を設置できれば、残りはいつものとおりコート周辺にアリーナ席を設ければ4,400〜4,500席になります。そして、16日にタスクフォース事務局様にその状況をご説明させていただいたところ、残りは「立ち見席でも5,000席と見なす。」と言っていただけました あとは、可動席の資金をどうやって捻出するかと、可動席を導入する際に必要な床の補強等の工事をどうするかという点が課題です。

 また、財務基盤についてもまだ課題は残っています。債務超過については株主の皆様のご理解をいただき、ここ1年で大幅な増資が完了したため、急速に回復しています。しかし、毎年の赤字については、額はかなり少なくなりそうですが今年も赤字になりそうです。これは来場者数を増やしてチケット収入を増やすこと、減ってしまったブースタークラブ会員を以前のように増やす事、そして新規スポンサーの獲得に努めることでしかクリアできません。これらは、球団が一丸となって必死に努力し、チームをより魅力的なものにし、その姿をブースターの皆様、スポンサーの皆様に認めていただくことで達成したいと考えています

 新リーグの初年度で1部参入を目指す。これは”言うは易し”ですが、”行うは難し”です。しかし、応援いただいている皆様の夢を実現するためにも、これから一生懸命頑張って参ります ぜひ今後とも熱い応援をよろしくお願いいたします