オフシーズンにやらなければならない大切なことは何か?私は経営全般とスポンサー営業、行政対応等が自分の役割だと感じていますので、私自身はそこに注力していかなければならないと考えています。「経営全般」については、組織としての個々の職員による仕事の取り組み方の改善や、IT等も絡んでくるのですが、これについてはまだ準備も必要ですので順次進めていきたいと思います。今の段階で力を入れているのは、来シーズンも戦えるチームを作るため企業として財務力の強化を図り、地域全体で球団を支えるという体制作りですね

 来年には新しいリーグであるJPBLがスタートするわけですが、その前に今年の10月からbjリーグの最後のシーズンが開幕します。今までに漏れ伝わってくる情報によると、それぞれのチームが新リーグを見据えて、それぞれの準備を進めているようです。ただ、準備の仕方は大きく2つに分かれますね。

 1つ目は、新リーグになってもチーム編成やHCを大幅に変えることが無いように、今回のところでしっかりと補強するチーム。これは新年度で1部を目指しているチームに多い傾向です。親会社がある球団や、規模の大きい球団ですね。来シーズンは現行よりサラリーキャップが上がるのですが、その予算にもしっかり対応したすごい補強がありそうですので、bj最後の年になる来シーズンもたいへん手強いチームになると思います

 なお、今回とても多くのHCがチームを去ることになったのも、来年から新リーグが始まるということが大きな原因だと思います。HCを毎年切り替えるというのも難しいので、来シーズンと再来シーズン(新リーグ1年目)はHCとの契約を2年間継続すると考え、今年替えておこうと決意したチームも多いのではないでしょうか。

 2つ目は、新リーグに参入できるようになるために財務体質の強化を最優先するチームです。債務超過の解消、黒字達成が厳しいチームについては、おそらく選手にかける予算を大幅に減少させ、まずはコスト削減を進めるということになると思います。限られた予算の中で勝ち抜いていくのは大変難しいですが、それを成し遂げようとするとチームの結束が試されることになるでしょう。

 来シーズンは大きくこの2つに大別されると思いますが、私たち島根スサノオマジックはどちらの方向性で進めていくべきか?

 私たちの目標はホームプレイオフ開催(4位以内)ですので、2つ目の選択肢を取ることはあり得ないと思います。来年の5月に新総合体育館でホームプレイオフを開催し、3,000席+アリーナ席500席(合計3,500席)を満杯にしたい そういう熱い想いで準備を進めていきます。

 そして、結果的に「すごい予算をかけて頑張ったせいで赤字になった」ということの無いように、今までにない規模の売り上げ計画を準備する必要があります。来年からはサラリーキャップが撤廃されるのですが、すでに来シーズンもその方向に向かって進むためにサラリーキャップが増額されています。その額を捻出できるように、親会社がある球団や規模の大きい球団とも対抗できるような補強をしていくための予算が必要になります。

 そういったことを考えると、このオフシーズンにしっかりスポンサー様営業を行わなければなりませんし、いろいろな機会を通じてブースタークラブの会員を増やすために頑張らなければなりません bjリーグには予算的に厳しいチームが結構多く、そのチームでHCをやるのは大変なチャレンジだと思います。島根スサノオマジックはその点ではまだ恵まれているのですが、来シーズンの高い目標をクリアするため、今できることは全部やっておきたい。そう思っています

 私たちにとってシーズンオフは大切な種蒔きの時期であり、来シーズンのための準備期間です。ここでどれだけ汗をかいたかが来シーズンの結果に影響するので、しっかり準備したいと思っています 地域のために一生懸命頑張りますので、これからも厚いご支援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます