この土日は広島ライトニングを迎えてのホーム2連戦となりました 初日は1,452人、2日目は1,785人のブースターの皆様にお越しいただき、誠にありがとうございました

 今シーズンは体育館の建て替えの関係で、12月末までしか松江市総合体育館での開催が出来ませんでした。本来であれば後半戦がはじまる1月から入場者数がグッと伸びるところなのに、ホームアリーナである松江市総体で開催できないというハンデがあるので心配していました しかし、今シーズン最初の総体以外の開催でこのように多くのご来場があり、ホッとしています ありがとうございます

 そして、今回はいろいろ厳しい中ではありましたが、中島社長はじめとされます広島ライトニングの選手の皆さんにお越しいただき、ありがとうございました 両日ともかなりの差が開きましたが、それでも集中を切らさず最後まで諦めないライトニングの選手たちの姿に感動しました。また、この日のために岐阜からお越しいただいた石橋HCにも本当にお世話になりました。そして、試合を開催するために様々なご支援をいただいたbjリーグの皆様にもたいへんお世話になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました

 スサノオマジックの選手達も途中で手を抜くことなく、オールコートプレス等、自分たちのバスケットをしっかりやっていましたね。点差が開いたにも関わらず大味なバスケットにならず、お越しいただいたブースターの皆様にも良い試合をお見せできたのではないかと思います。
プレス
 一方で、今回のことで球団の運営とか経営について改めていろいろ感じました。bjリーグのチーム程度の規模(年間2億円前後)であれば、創業者やその周囲の人の熱い思いでいったんはスタートすることができると思います。しかし、本当に重要なことはスタートを切ることではなく、2年目、3年目、そしてその次とどうやって長い間継続させていくかです。

 というのも、一度スタートさせてしまった地域のプロチームというものは、地域の夢や子供達の憧れの存在になり、社会的な重要性が高いと思うからです。スタートするのは個人ですが、始まってしまった後はもう公(おおやけ)の財産だという意識が経営者にも、株主、スポンサー、行政、そして地域の皆さんにも必要なのだと思います。もし、例えば島根のような地方都市でプロスポーツチームが倒産してしまうと、地域の方々は「やっぱりうちのような田舎でプロチームは無理だったんだ。」と諦めてしまうのではないでしょうか?そして、そのプロチームに対して憧れを持ち、将来はそのチームでプレイしたいと夢を抱いていた子供達も「やっぱり田舎はつまらない。将来は都会で夢を叶えよう。」と感じてしまうかもしれません。地域に住む大人として、私は絶対にそれは避けなければならないと思っています。

 私自身も2014年5月に突然球団社長に任命いただき、1年間は本当にたいへんでした。入社する前に聞いていた社内の評判や噂の類は、入って直接確認してみると全然違っていて、やはり経営は現場に行って現物を見て、自ら現実を確認することが大事なんだということを改めて思い知らされました その後はブースターの皆様や行政の方々に支えていただき、そして大株主の皆様やスポンサー様から資金的な支援をかなり手厚くいただけたことにより、お陰さまで飛躍的に改善し、今ではかなり安定した経営を行うことができています まだこれから改善しないといけないことや、解決しないといけない問題もたくさん残っていますが、それでも一昨年と比べると雲泥の差がありますね。

 各チームの環境は千差万別で、bjリーグでも企業チームもあれば、スサノオマジックのように”独立系”のチームもあります(そちらの方が主流ですね)。そのため、各チームの社長の置かれている立場も、資金や人的バックアップも、各チームそれぞれです。そんな中ではありますが、私自身が感じるbjリーグのいちばんの良さは、リーグの方々はもちろんのこと、各チームの社長が運営に関する様々なノウハウを教え合い、助け合うという点です。チーム対チームという点では当然厳しく戦うのですが、プロバスケで地域を元気にしたいという理念で固く結ばれた同志なので、経営的なところでは情報をお互いに提供し、助け合っています。私自身もいろんなチームの社長にお話を伺って勉強させていただき、マネさせていただけることは積極的にマネするようにしています(たまにTwitterでパクリすぎと書かれるみたいですが、確かにそうですね)。なので、ぜひ広島ライトニングさんにも頑張っていただきたいと思っていますし、お手伝いできることや提供できるノウハウがあれば積極的に協力したいと思っています。志を同じくする仲間ですので

 プロスポーツを通じて地域に元気を提供し、子供達に夢を与えることができる。これは本当に素晴らしいことだと日々思っています。だからこそ重い重い責任が経営者にはあるんだということを改めて感じました。一度はじめたら、自分たちの都合で簡単にとめられない。私たちの背中を地域の子供達が見ているんだということをしっかり認識し、これからも頑張っていきたいと思っています

頑張ります