今シーズン初のAWAY試合が終わりました。遠く熊本まで多くのスサノオマジックブースターの皆様にお越しいただき、選手たちの心に響く大きな声援を送っていただきましたこと、心より御礼申し上げます 本当に嬉しかったです 私は速報のためのカメラ撮影に注力していたため、皆さんのところにご挨拶にいけず申し訳ありませんでした。そして、スポナビライブで観戦していただき、熱い念を熊本まで送っていただきました皆様にも御礼申し上げます。皆様の熱い思いは選手たちにしっかり届いています

 そして熊本の皆様。昨日、震災後に初めて熊本に来させていただきましたが、市内もまだ屋根にブルーシートがかかっている家もあり、ブロック塀がくずれている家もありました。熊本城にも行かせていただきましたが、震災の被害の大きさを目の当たりにし、胸が締め付けられるような思いでした。震災の被害に遭われました皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 熊本の皆様に私たちができることは限られているとは思いますが、何ができるかを真剣に考えました。その結果、昨シーズンにはスサノオマジック選手たちの発案によりホームの試合会場で募金を集め、当時の山本キャプテンが日本赤十字社にお渡しいたしました。
募金
募金を渡す
 日本赤十字社島根県支部に訪問させていただいたときに、山本キャプテンは「同じプロチームがある熊本で被災された方に、スポーツの力で元気を届け、これからも助けになることを行動と共に発信していきたい。」と語ってくれていました。今度の10月29日、30日に熊本ヴォルターズをお迎えするホーム戦でも募金活動をしたいと思っていますので、当日お越しいただけますブースターの皆様にはぜひご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 また、昨シーズンからはAWAYに行かせていただいた際に、島根スサノオマジックの公式マスコットであるすさたまくんによる【すさたまくんのAWAY食レポ】や【すさたまくんのAWAY旅レポ】を公式SNSにアップさせていただいています。今回も熊本の美味しい料理のうち、ほんの一部ではありますがご紹介させていただきました
桂花ラーメン
馬刺し
辛子レンコン
 もしかしたら不謹慎だということでお叱りを受けるかもしれないと思いSNSにアップすることを悩みましたが、もともとこのすさたまくんのAWAYレポートは、AWAY先に訪問させていただいたことに感謝し、少しでも地域を盛り上げることができればと考えてスタートした企画でしたので、今回も同じようにアップさせていただきました。 

 そして、今回のAWAY熊本戦ではベンチ登録が9名になってしまいました。これはベンチ登録を10名〜12名にしなければならないというB.LEAGUEのルール違反となります。このような結果になってしまったことにつきまして心よりお詫び申し上げます。すべては島根スサノオマジックの代表である私の責任です。誠に申し訳ありませんでした。

 以前ブースターミーティングで「もう1人の契約がほぼ決まっています」と申し上げたとおり、青木選手も含めて今シーズンには11名の体制で臨もうと考えていました。しかし、その後に締結まで時間がかかり、プレシーズンゲームでチームの柱である寒竹キャプテンが負傷し、9月24日のシーズン開幕には実質的に9名でスタートせざるを得なくなりました。

 寒竹キャプテンは京都の名医に手術をしていただけることになり、それが早ければ10月6日には可能ということも立石トレーナーから聞きましたので、選手のことを第一に考えれば1日も早く手術を受けてもらうべきだと思い、寒竹キャプテンのベンチ登録は外しました。手術は無事に成功し、今後は京都で治療・リハビリを続けると思いますが、今回のAWAY熊本戦でも寒竹キャプテンの心は熊本にあって、チームメイトと一緒に戦ってくれていたと信じています。彼のユニフォームはちゃんと熊本に持って行き、ベンチに掛けておきました。
キャプテン
 青木選手はAWAY熊本戦のベンチ登録が間に合う予定で契約合意まで至っていましたが、最終的には本人が引退を決意されましたので、クラブとしては選手の意思を尊重したいという思いで今回の引退発表となりました。bjリーグのレジェンドである青木選手のプレイをもっと見ていたいと願っていました。私も1人のファンとして残念ではありますが、bjリーグ11年間の彼の素晴らしいプレイ、そしてbjリーグを盛り上げてくれた貢献に対し心より敬意を表します。また、引退してもバスケットマンとしての人生はまだこれからだと思います。バスケットスクールとか、その他にも様々な活躍の場があると信じていますので、ぜひ今後ともバスケットボール業界の発展にご尽力いただけることを祈っています。同じバスケットボールファミリーとして一緒に頑張っていきましょう。

 このような経緯で、今回AWAY熊本戦におきましてベンチ登録人数のルールを違反してしまうことになりました。一部のブースター様から見通しが甘かったのではないかというご批判もいただいていますが、本当にそのとおりだと思っています。クラブの代表として責任を痛感しています。まことに申し訳ありませんでした。今後につきましては編成担当と一緒に早急に対応し、このようなことが起きないようにして参ります。

 今シーズンは出だしから怪我人が続きました。デービス選手が先週の土曜日の試合で、安部選手が日曜日の試合でそれぞれ怪我をし、今回のAWAYでは試合に出ることができませんでした。そのため実質7名で戦わなければならなかったのですが、選手たちは本当によく頑張ってくれていました。日曜日は残念ながら負けてしまいましたが、少ない人数で一生懸命戦っていた選手たちを誇りに思います
チーム一丸
 デービス選手も安部選手も何週間もかかる怪我ではないと思いますので、またすぐに元気な姿をコートでお見せできると思います ぜひご期待ください

 ところで、SNSを拝見しているとブースターの皆様が熱い議論を交わしておられますね。対戦相手のチームに色々言われることはbjリーグでは無いことだったので多少驚きはしましたが、個人的には今回のことに対してなんとも思っていません。というのも、そう言うことによって自チームを鼓舞するという意味もあると理解しているからです(うちのチームはやらないとは思いますが)。

 ただ、一言だけ言わせていただきます。我々は本当に「何でもない相手」なのか?我々の「レベル」はこの程度なのか?

 断じて違います

 我々が愛し、ブースターの皆様が愛する島根スサノオマジックの力はまだまだこんなものじゃありません そのことは次の島根ホーム戦でお見せできるようにしたいと思っています。
鹿島
 特に島根スサノオマジックはホームで強いチームであり、昨シーズンもホーム戦は20勝6敗でした(そのうちホーム15連勝もありました)。これは日本一熱いスサノオマジックブースターの皆様の怒涛の声援のお陰です 次のホーム戦は10月29日・30日に松江市内の鹿島総合体育館で開催されますので、ブースターの皆様はぜひ鹿島に集結してください 熊本ヴォルターズに島根のホームの力を、ブースターの熱い声援の力を見せつけましょう 鹿島総合体育館を青く染めてください

 ただ、島根ブースターの皆様に1点お願いです。遠く熊本からお越しいただける熊本ヴォルターズの皆さん、そして熊本ブースターの皆様に対しては必ずリスペクトを持って接してくださいね(島根ブースター様にとっては当たり前のことなのでわざわざ言うのもどうかとは思いましたが、一応念のためです。ご理解ください。)。今回のことで盛り上がっていただけるのはすごく嬉しいのですが、あくまで私たちはSHIMANE PRIDE(島根の誇り)を持って戦いますし、それはブースターの皆様も同じ気持ちだと確信しています。それが大前提で、その上でどんどん熱くなって、ブースターの皆様とチームが一丸となって島根のホームの強さを見せつける これが大事なんだと思います。

 テーマは『ブースター&チーム一丸でホームの力を見せつけろ』です。ぜひ一人でも多くの方とお誘い合わせの上、10月29日・30日は鹿島総合体育館にお越しください 会場を青く染め上げ、熱いブーストで選手の後押しをよろしくお願いいたします

 心をひとつに。GO!GO!MAGIC!