一昨日、昨日と新潟県上越市におきましてAWAY対新潟アルビレックスBB戦が開催され、ご案内のとおり1勝1敗という結果になりました 森山HC代行になってからの初勝利、本当に嬉しかったです。

 今回の新潟戦のタイミングに合わせ、私が理事長を務めます(一社)島根スサノオマジックの活動のひとつとして「先進地視察」を新潟で実施、この分野の第一人者であります新潟アルビレックスグループ様の様々な取り組みについて勉強させていただきました。新潟アルビレックスBB小菅社長様、bjリーグ中野社長様には心より御礼申し上げます ありがとうございました。

 小菅社長様からは会場の設営について、非常に特徴のある「後援会」組織について、そしてグループ全体についていろいろ質問をさせていただき、それぞれ詳しく教えていただきました。特に後援会を新潟県の全市町村で組織しているというのは驚きでした また、ワンデースポンサーもすごく良い考えだと思いましたし、写真のように試合前のエキシビションでもスポンサーをつけるというのも斬新だと感じました。
ミニバスの写真
 また、会場設営でもすごく刺激を受けました。それぞれ写真を撮って当社のグループウェアにアップし、社内で情報の共有を行っています。大切なのは、ただ報告して終わりということでなく、当社として具体的に何ができるかを検討し、実際に行動を起こすことです。頑張ります

 また、日曜日にはbjリーグの中野社長に長岡市までお送りいただき、アオーレ長岡やその他の施設を見学しました。アオーレ長岡は本当に素晴らしい施設ですね。

 今回の視察は本当に勉強になりました。bjリーグの良さは、チーム対チームは真剣勝負で戦っているのですが、企業運営という点では同じリーグの仲間なのでいろいろ情報を交換したりアドバイスもかなりオープンに教えてくれたりするところですね 私たちはアウェイに積極的に行くことでいろいろ刺激を受け、また3ヶ月に1回開催される代表者会議で各社社長様と話し合い、企業運営に関するヒントもいっぱい持って帰ることができます。

 ざっくり言いますと、当社の年間コストは2億円をちょっと超えています。その半分以上は選手・HC・チームスタッフ(通訳、マネージャー、GM等)の経費ですね。それ以外で高いのはアウェイ遠征費、ホーム開催の会場費用(音響や各種設備代も含みます)です。そして残りはフロントスタッフの人件費。当社は給料を払っているフロントスタッフは役員1名と事務系数名ですので、この間接人員の部分はカツカツです。

 そうすると、コスト削減の意識ははどうしても選手・HC・チームスタッフに向けられるわけですが、あまりそこで下げようものならチームの成績にすぐに影響を及ぼしてしまう(当チームはリーグの中でも上位クラスの予算です)。

 そうなれば、やはり今回の視察で勉強させていただいたように、バスケットボールの興行を中心としながらも、それに派生する様々な活動を行うことによって地域に喜んでいただき、収益性を高めることで安定的で永続的に活動できる組織にしていかなければならないということだと感じています。この点は一般的な企業経営の課題と同じですね。

 いろいろ勉強しながらも、着実に前に向かっていき、地域に愛される島根スサノオマジックをより輝く存在にできるよう頑張ってまいります 今回は本当に素晴らしい視察になりました。関係者の皆様に心より御礼申し上げます